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会社を辞めたら、①離職票を受け取って失業保険の手続き、②健康保険の切り替え、③年金の切り替えを、なるべく早く済ませましょう。 健康保険の任意継続は退職の翌日から20日以内、国民健康保険への切り替えは14日以内が届け出の目安です(自治体によって案内が異なるので、お住まいの市区町村で確認してください)。退職代行を使って辞めた場合も、手続きの中身は同じです。
退職後の手続き一覧
| 手続き | 期限の目安 | どこで | 必要になるもの(例) |
|---|---|---|---|
| 離職票の受け取り | 会社が退職日の翌日から10日以内にハローワークへ届け出て、その後に交付 | 会社から郵送 | — |
| 失業保険(基本手当)の申込み | 離職票が届いたらすぐ | 住所地のハローワーク | 離職票、マイナンバーカードなど |
| 健康保険の切り替え(次のどれか) | |||
| ・任意継続 | 資格を失った日から20日以内 | 加入していた協会けんぽ・健康保険組合 | 任意継続の申出書 |
| ・国民健康保険 | 14日以内 | 市区町村の窓口 | 健康保険の資格を失ったことがわかる書類など |
| ・家族の扶養に入る | 家族の勤務先の手続きによる | 家族の勤務先 | 家族の勤務先に確認 |
| 国民年金への切り替え | 14日以内(目安) | 市区町村の窓口 | 年金手帳または基礎年金番号がわかるもの |
| 住民税 | 会社から案内がある | — | 退職時期によって、給与からの天引き・一括徴収・自分で納付のどれかになる |
※ 次の会社にすぐ入社する場合は、健康保険と年金は次の会社で手続きします。
離職票が届かないときの対処法
1. まず会社のルールを知る
会社は、従業員が雇用保険の被保険者でなくなった日の翌日から10日以内に、ハローワークへ「資格喪失届」と「離職証明書」を出す決まりです(雇用保険法施行規則7条)。そのあとハローワークが離職票を交付し、会社から本人に渡されます。退職した人が希望すれば、会社は離職票を渡さなければなりません。
そのため、退職してから2週間ほどは、届くまで待つのが一般的です。
2. 会社に問い合わせる
2週間を過ぎても届かないときは、会社の人事・総務に、離職票を送ってほしいことと送り先の住所を伝えましょう。退職代行を使った場合は、退職代行の窓口から会社に催促してもらえることがあります(労働組合や弁護士の退職代行は、書類の請求にも対応しています)。
3. ハローワークに相談する
会社が手続きをしてくれない場合は、ハローワークに相談できます。退職した本人がハローワークに「雇用保険の被保険者だったことの確認」を請求でき(雇用保険法8条)、確認がとれるとハローワークから離職票が交付されます。
手続きが遅れると、失業保険を受け取れる期間(原則として離職日の翌日から1年)の中で、すべての給付を受け取れなくなるおそれがあります。早めに動きましょう。
失業保険(基本手当)のポイント
- 自己都合で辞めた場合の給付制限は、原則1か月です(2025年4月の改正で2か月から短縮)。過去5年間に自己都合退職が3回以上ある場合は3か月です。
- 離職期間中や離職日の前1年以内に、決められた教育訓練を自分で受けた場合は、給付制限がなくなります。
- パワハラなどが理由で辞めた場合は、「特定受給資格者」などとして扱いが変わることがあります。くわしくはハローワークで相談しましょう。
健康保険は「任意継続」と「国民健康保険」のどちらがいい?
| 任意継続 | 国民健康保険 | |
|---|---|---|
| 条件 | 退職日までに、続けて2か月以上加入していた | だれでも加入できる |
| 期限 | 資格を失った日から20日以内 | 14日以内(目安) |
| 保険料 | 退職時の給与をもとに決まる(上限あり)。会社負担分がなくなり全額自己負担。扶養家族がいても同じ金額 | 前年の所得や世帯の人数で決まる(市区町村で計算) |
| 期間 | 最長2年 | 期限なし |
扶養家族がいる人は任意継続、前年の所得が少なかった人は国民健康保険が安くなることがあります。両方の保険料を、協会けんぽ(または健康保険組合)と市区町村の窓口に問い合わせて比べるのが確実です。
退職代行を使ったときに気をつけること
- 書類の送り先を伝えておく:申し込むときに、離職票・源泉徴収票などを自宅に郵送してもらうよう、会社に伝えてもらいましょう。
- 会社から借りた物は早めに返す:健康保険証(使える場合)や制服、パソコンなどは郵送で返します。
- アフターサポートを確認しておく:退職後の書類の催促まで対応してもらえるかは、サービスによって違います。
| 退職後のサポート | 例 |
|---|---|
| 書類の手配・催促 | 辞スル(必要な書類の用意などをフォロー)、退職代行ガーディアン(離職票などの退職書類の催促に対応) |
| 退職完了まで期限なしのフォロー | 退職代行Jobs |
| 書類のトラブルにも対応(弁護士) | 弁護士法人ガイア(55,000円のプランはアフターフォローつき) |
これから退職代行を選ぶ人は、「退職代行おすすめ比較」も参考にしてください。
よくある質問
離職票はいつ届く?
会社がハローワークに届け出てから交付されるので、一般的には退職してから10日〜2週間ほどかかります。2週間を過ぎても届かなければ、会社に問い合わせましょう。
離職票がなくても失業保険の手続きはできる?
原則として離職票が必要です。会社が出してくれない場合は、ハローワークに相談すると、本人からの請求で確認の手続きをしてもらえます。
退職代行を使ったら、離職票はもらえない?
もらえます。退職代行を使ったかどうかに関係なく、会社は希望した退職者に離職票を渡す必要があります。
保険証はいつまで使える?
会社の健康保険は、退職日の翌日に資格がなくなります。それ以降は使えないので、任意継続か国民健康保険の手続きを早めに済ませましょう。
まとめ
- 退職後は、離職票→失業保険、健康保険、年金の3つを早めに手続きする
- 離職票が2週間たっても届かなければ、会社に問い合わせ、だめならハローワークに相談する
- 退職代行を使う場合は、退職後の書類の催促まで対応してもらえるかを確認して選ぶ
出典:埼玉県「労働相談Q&A 会社が離職票を交付してくれない」(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0816/rodo/912-2009-1207-180.html )、全国健康保険協会 宮城支部「任意継続」(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/miyagi/cat080/20170914028/ )、浜松市「国民健康保険の手続き」(https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kokuho/kokuho_nenkin/kokuho/index/tetuduki.html )、中小企業基盤整備機構 J-Net21(雇用保険の改正)(https://j-net21.smrj.go.jp/law/20250604.html )。2026年10月27日時点の情報です。手続きの細かい条件は、ハローワーク・協会けんぽ・お住まいの市区町村で確認してください。

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